測量部門

多角測量(基準点測量)

トータルステーションやGNSSによる測定機器を使用し、距離と角度を測り位置と高さを求める測量です。基準点から測点A、測点Aから測点B、測点Bから測点Cという具合に測点を結んで測量区域を多角形で示し、多角形の各辺の長さ・角度で位置関係を求めます。

多角測量(基準点測量)

水準測量

日本の標高は東京湾の平均海面を基準にして測られます。全国の主要な箇所に設置された水準点の標高を基に、2地点に標尺を立てその中間に測定機器を水平に置いて、2つの標尺の目盛を読み、その差から高低差を求める測量です。

水準測量

現地測量

現地においてトータルステーションまたはGNSS測量機を用いて、地形・地物等を測定し、地形図データを作成する作業です。

現地測量

応用測量

目的によって次のとおり区分します。

  1. 路線測量・・・道路、水路等を建設するための調査、設計等に用いられる測量をいいます。(細目については、作業計画、線形決定、中心線測量、仮BM設置測量、縦断測量、横断測量、用地幅杭設置測量等があります。)
  2. 河川測量・・・河川の調査及び維持管理等に用いる測量をいいます。
    (細目については、作業計画、定期横断測量、深浅測量等があります。)
  3. 用地測量・・・土地及び境界等について調査し、用地取得等に必要な資料及び図面を作成する作業をいいます。(細目については、作業計画、資料調査、復元測量、境界確認、境界測量、境界点間測量、面積計算、用地実測図原図作成等があります。)

GNSS

上空を通過する人工衛星からの電波を受信して測量に活用する方法です。GNSS(Global Navigation Satellite System : 全球測位衛星システム)は、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称です。準天頂衛生(通称名みちびき)は、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのことで、2018年4月より4機体制となり本格運用され、測量精度の向上が期待されています。

GNSS測量